幼児の便秘
- どこから便秘といえるの!?
排便のペースには個人差があります。したがって、いちがいに「何日間、排便がないから便秘だ。」ということは言えません。ふだんに比べて排便の回数が少なくておなかが張ったり、便がかたくて排便の時に苦しそうな時には、便秘と考えてよろしいでしょう。
うんちは習慣!
ふだんの生活で便秘を改善するようにしましょう。毎日、決まった時間にうんちをする習慣をつけることが一番大切です。朝食か夕食後と決めて、はじめのうちは便意がなくてもトイレに行かせてみてください。自然に排便のリズムができるようになります。ただし、叱りつけたり無理にさせるのは逆効果です。
食事で治す
繊維分の多い食事をとらせてください。これらの食物を材料にすれば、調理の方法はどのようにしてもかまいません。
- いも類
- さつまいも、さといも、こんにゃく
- 豆類
- 大豆、小豆、おから、納豆
- 野菜類
- 白菜、キャベツ、ピーマン、なす、にら、もやし、きゅうり、ごぼう、人参、大根
- 果物類
- みかん、オレンジ、あんず、メロン、乾燥プラム、パイナップル
- きのこ類
- しいたけ、しめじ、えのき
- 穀類
- 麦飯、コーンフレーク、ポップコーン、オートミール
- 海藻類
- わかめ、こんぶ、のり、寒天、ひじき
便秘のケア
- 腸を刺激する
おなかに「の」の字を書くようにマッサージをします。おなかが少しへこむ程度の力を入れて、手のひらでさすってみましょう。
- くすりを飲む
様々な工夫をしてもよくならないときは、くすりを飲むこともあります。必ず先生の指示に従って服用するようにして下さい。